top of page
執筆者の写真Sho T

【ICPとは?イベントダイジェスト】クラウドもプロトコル化し価値のインターネットの実現へ

更新日:2024年12月3日

「ICPとは?」イベントについて

---

2024年11月28日に、『【ICPとは?♾️】ICPとweb3が実現する未来のインターネット』がオンラインにて開催されました。


以下に動画アーカイブがございます↓↓↓

00:00 開始カウントダウン

00:30 挨拶 - エアドロップ企画の説明 - ICPの背景及び歴史をざっくり

05:08 ICPの概要 - Web3の中での位置付け

07:54 ICPの特徴 - ベンダー排除型インターネットの説明

12:04 世界中のデータセンターとの連携 - ノードの役割とトークン経済

16:17 ユニークポジション:「クラウドの分散化/よりオープンなインターネット」

17:14 サービス間の融合を加速させる "統合型" インターネット

19:15 Web2とWeb3の統合 - ICPが可能にするシームレスなUX

24:36 現実世界のユースケース - 環境トークンや価値循環の具体例

27:43 ドラクエのような, 異世界アニメのような世界になる(例)

32:10 web3は面倒くさい → ブラウザひとつで良くなる

33:58 ウォレットもパスワードもいらなくなる?

38:58 ブラウザで完結するアプリケーション - WebAssemblyの活用

42:35 開発者の視点 - レゴブロックのようなアプリ設計の可能性

47:42 多くの人たちの「生活における価値流動のあり方」が変わる




インターネットの転換点

---

私たちは今、インターネットの歴史的な転換点に立っています。1990年代のインターネットの民主化から30年。当初は自由で分散的だったインターネットは、いつしか大手テクノロジー企業の支配する中央集権的なものへと変質していきました。私たちの日常生活に必要不可欠となったクラウドサービスは、実は特定の企業に依存した脆弱な構造の上に成り立っています。


しかし、インターネットコンピュータープロトコル(ICP)は、このパラダイムを根本から覆そうとしています。



なぜICPは「革命的」なのか

---

ICPの革新性は、「クラウドをプロトコル化する」という、一見シンプルでありながら大胆な発想にあります。現在のインターネットがTCP/IPというプロトコル上に成り立っているように、クラウドもプロトコルとして機能させる—この発想は、従来のブロックチェーンプロジェクトとは一線を画します。


他のブロックチェーンが台帳の分散化に主眼を置く中、ICPはクラウドインフラそのものを分散化することで、インターネットの理想型への回帰と進化を目指しています。これは単なる技術的改良ではなく、インターネットの基本的な仕組みを変える革命的な試みです。



異世界アニメのような「自動価値循環」の実現

---

ICPが実現する世界は、近年人気の異世界アニメに描かれる「アクティビティに応じて価値やステータスが自動変化していくような」世界観に驚くほど近いものとなるでしょう。


たとえば、朝目覚めた瞬間から、あなたの行動は自動的に価値として認識されます。良質な睡眠を取れば健康トークンが付与され、環境に配慮した行動を取れば環境トークンが自動的に発行される。まるでRPGのように、日常の行動が自然と価値を生み出していくのです。


通勤中の電車では、混雑を避けるために少し遅めの時間を選んだことで、自動的にモビリティトークンが付与されます。カフェで朝食を取る際、これらのトークンを使って支払いができ、さらにその購入データは匿名化された形で提供されることで、新たな価値を生み出します。


夜、動画コンテンツを視聴する際も、視聴時間や評価の提供が自動的に価値化され、クリエイターへの直接的な還元とともに、視聴者であるあなたにも適切な価値が還元されます。



「持たない」という自由

---

ICPの世界では、現在のように多くのものを「持つ」必要がなくなります。


 

- パスワードは必要ありません:

生体認証とデバイスの組み合わせで、安全な認証が実現されます

- ウォレットも必ずしも必要ではありません:

価値の保持と移転が、インターネットの機能として組み込まれます

- 多数のアプリをインストールする必要もありません:

ブラウザだけで、必要な機能のほとんどが実現できます

- プラットフォームごとの会員登録も不要です:

インターネットアイデンティティによって、シームレスなサービス利用が可能になります

 

これは単なる利便性の向上ではありません。「持たない」ことで、私たちは新しい形の自由を手に入れることができます。



プロトコルレベルでの価値循環

---

ICPの世界では、価値の循環がプロトコルレベルで実現されます。これは、現在のような企業間の提携や、ポイント交換の仕組みとは本質的に異なります。


インターネット上での全ての活動が、適切に価値化され、公平に分配される仕組みがプロトコルとして組み込まれているのです。SNSへの投稿、コンテンツの評価、環境に配慮した行動、健康的な生活習慣—これらの全てが、自動的に価値として認識され、循環していきます。



今から参加する意味

---

このような革命的な変化の初期段階に参加できることは、大きな機会を意味します。


- トークン保持による経済的参加

- 開発者としての新しいアプリケーション創造

- コミュニティ形成への関与

- 実験的なプロジェクトの立ち上げ


これらの活動は、単なる投機や実験ではありません。インターネットの未来を形作る重要な一歩となるでしょう。



私たちが作る新しいインターネット

---

ICPは、インターネットを私たち全員のものに取り戻す試みです。それは、特定の企業や組織に依存しない、真にオープンで民主的なインターネットの実現を意味します。


この変革は、一部の技術者やイノベーターだけのものではありません。私たち全員が、この新しいインターネットの共同創造者となることができます。その過程で、私たちは技術の本来あるべき姿—人間中心で、価値の公平な分配が実現される世界—を取り戻すことができるでしょう。


今、その扉が開かれようとしています。



以下に動画アーカイブがございます↓↓↓




🎯 次のステップ

---

ICP JAPANは、来週に「Internet Identity(インターネット・アイデンティティ)」をテーマとした新たなイベントを予定。

『Web3時代の認証革命:Internet Identity入門【ICP Japan】』



さらに、開発者向けには「bitfinity」に関する企画を予定しています。

『Bitfinity入門:ICP基盤で実現するビットコインとEVMの次世代開発』




 

ICP Japan




閲覧数:85回0件のコメント

Comments


bottom of page