About ICP
Internet Computerについて
Internet Computer / ICP(Internet Computer Protocol) は、Web3時代の “分散型クラウド” として注目を集めつつあります。
ICPはブロックチェーンというよりクラウドです。(ブロックチェーン技術を活用した分散クラウドです)
それは、様々なブロックチェーンを統合的に扱う(マルチチェーン)要素や、スマートコントラクト上にAIを乗せる(DeAI)、パスワードレス/WebAuthnでの統合ID(SSI/DID)をはじめ、Web3の現在の高難度なUXを一般的なWebと変わらないものにするだけでなく(開発やユーザエクスペリエンスの向上)、パブリッククラウドによるインターオペラブルでコンポーザブルなサービスエコシステムの構築やトークンエコノミクス及びDAO型ガバナンスの追加等(従来のインターネットでは実現できなかった拡張性)、コスト面から付加価値創出まで革新的なアプリケーション開発基盤となります。
Internet Computer(インターネット・コンピューター)は、世界中に独立(分散)した無数のデータセンタ(ノード)のネットワークで駆動する “ICP(Internet Computer Protocol)” を備えた、仮想の分散型クラウドコンピューティングプラットフォームです。
すべてのブロックチェーンと同様に、このネットワークは止めることができず、ホストするコードは、独自の暗号技術により改ざん不可能です。
多くのユニークな特徴
上記をベースに、Internet Computerという次世代の分散型クラウドは多くのユニークな特徴を持っています。
01
WASM (WebAssembly)クラウド
Internet Computerは仮想マシンにWebAssembly(WASM)に対応しており、WASMでコードをバイナリ実行し、Webブラウザで3Dやゲーム等の高負荷な処理が可能(超高速処理に対応)となります(ex. WASMはUnity等でも使用されている)。また、複数のプログラミング言語(例:Rust, Typescript, Python, C++, etc)からのコンパイルに対応しているため、開発者の得意とする対応言語を使用しての開発が可能となり、新たな学習コストを必要としないメリットもあります。
03
Webスピードの実現
"Chain-Key"暗号技術 等を応用することにより、Internet Computerは毎秒最大 11,500 件のトランザクションを処理でき、サブネット間のアップデートコールで平均 2 秒のファイナリティ、クエリコールはwebスピードで実行できることを実証し、最も強力な 100% 統治型ブロックチェーンであることを示しました。また、Internet Computerはノードを追加してトランザクション処理容量を無限に拡張することができ(※)、無限のスケーラビリティを期待できます。更なるUX改善に向けてロードマップを進捗させています。
02
統合ID(Internet Identity) SSI/DID
Dfinity独自の WebAuthn 技術により、指紋認証や顔認証でWeb3.0体験にアクセスできます。パスワードは必要ありません。さまざまな生体認証(FIDO認証)のみのパスワードレスを実現し、また、マルチデバイス・マルチアプリケーションで、INTERNET IDENTITYのIDを使用できます。そのため、いくつもID/PASSを管理する必要はありません。なお、技術的に個人情報の第三者的管理者がいない設計であるため、データを悪用される恐れもありません。
04
DeAI (分散型AI)
Internet Computerでは、分散型AI(DeAI)をオンチェーンのスマートコントラクト上でAIを実行させることが可能です(ロードマップ進捗中)。既存の集中型サーバ構造でのAI利用には改ざんやプライバシー、データのブラックボックス化等、整合性/機密性/可用性のリスクが生じます。DeAIは、AIの信頼の問題に対処するスマートコントラクトオンチェーンとしてAIトレーニングと推論を実行することで、デジタル主権の喪失、プライバシー保護などの問題に対して、根本的な解決策を提供します。また、AIを含めた公共サービスのガバナンスと所有権モデルを再定義し、人類に広範な利益をもたらします。