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執筆者の写真Sho T

【イベントレポート】Web3時代の認証革命:Internet Identity入門【ICP Japan】

更新日:2024年12月16日

概要

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2024年12月6日に、『Web3時代の認証革命:Internet Identity入門【ICP Japan】』を開催いたしました。


インターネットアイデンティティ(Internet Identity, II)は、ユーザーが従来のパスワードを使用せずに安全にアプリやサービスにログインできる革新的な認証フレームワークです。この仕組みは、分散型クラウド「Internet Computer(ICP)」の特性を最大限に活用して実現されています。従来のWeb2や他のWeb3認証手段と異なり、IIはパスワードレス認証と分散型IDを融合し、統合ID的に、利便性とセキュリティを両立させています。



<動画アーカイブ>


00:00 開始 00:34 イベントの目的と参加者紹介 03:18 エアドロップの説明 06:12 インターネットアイデンティティ(II)の仕組み 12:51 サインインの方法とパスキーの利用 17:17 デモンストレーションの実施 24:57 Web3アプリケーションでの利用 29:11 NFTマーケットプレイスでの利用 30:23 ソーシャルアプリケーションでの利用 35:33 利点:認証のセキュリティの強化とUXの進化 39:55 その他の雑談 48:56 インターネットアイデンティティ(II)の未来 53:05 Trusted Web(内閣官房主導PJ)での実用例と実証実験 01:00:38 グローバルな展開と今後の期待




注目すべき特徴:パスワードレスで始める新しい認証体験

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インターネットアイデンティティ(II)の最大の魅力は、そのシンプルさにあります。従来の複雑なパスワード管理から解放され、指紋認証やFace IDなどの生体認証だけで安全なログインが可能です。デモでは、数秒で新規IDを作成し、すぐにWeb3サービスへのアクセスが実現する様子が示されました。



圧倒的なセキュリティと利便性の両立

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特筆すべきは、使いやすさを損なうことなく高度なセキュリティを実現している点です:


  • - サービスごとに独立したウォレットを自動生成

  • - 生体認証と連携した強固な本人確認

  • - 分散型システムによるハッキングリスクの大幅な低減


「従来のウォレットでは経験したような資産の一括盗難のリスクが、この仕組みでは大幅に軽減されます」



実用的なユースケース

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デモンストレーションでは、複数のサービスでの実践的な使用例が紹介されました:


  • - DeFiサービス(ICPSwap, Sonic)でのシームレスなログイン

  • - NFTマーケットプレイスでの取引

  • - ソーシャルプラットフォーム(OpenChat)の利用


1つのIDで異なるサービスに接続するため、驚くほどスムーズな操作性になります。



未来への展望

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イベントでは、Internet Identity(インターネットアイデンティティ/II)の将来性も議論されました:


  • - 日本政府関連プロジェクトでの採用事例

  • - マイナンバーカードとの連携可能性

  • - クレジットカードやポイントカードの統合構想

  • - 国際的なID標準化への貢献



コミュニティの反応

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参加者からは「Web3の敷居の高さを感じさせない」「実用的で分かりやすい」といった好意的な声が多く寄せられました。特に、技術的な複雑さを感じさせないユーザー体験は、高く評価されていました。




まとめ

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本イベントを通じて、インターネットアイデンティティが単なる認証システムを超えて、デジタル社会のインフラストラクチャーとしての可能性を持つことが示されました。テクノロジーの革新性と実用性の両立が、参加者の大きな関心を集めていました。




次回の企画

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次回は12月13日に、マルチチェーン開発プラットフォーム「Bitfinity」についての説明会が予定されています。Web3技術の実用化に関心のある方は、ぜひご参加ください。


『Bitfinity入門:ICP基盤で実現するビットコインとEVMの次世代開発』




 

ICP Japan











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