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ローカルで築き、グローバルに協働する ー ICPのボーダーレスなコミュニティ

  • 執筆者の写真: ICP Japan
    ICP Japan
  • 4月10日
  • 読了時間: 6分

Web3時代に国境を越えてつながるグローバルコミュニティ

初期のインターネットは、国境を越えたコミュニケーションの在り方を変えました。Internet Computer(ICP)はその概念をさらに進化させ、地理的な制限を完全に取り払い、世界中をつなぐデジタル空間を実現しようとしています。

それが意味するのは──あなたが誰であれ、何を知っていようと、どこに住んでいようと、ICPコミュニティの中に自分の居場所を見つけられるということです。国境のないコミュニティは、国や大陸をまたいだ協働の可能性を大きく広げてくれます。

ICP HUBは特定の国や地域に拠点を持つことが多いですが、その目的は分断を生むことではなく、グローバルなICPコミュニティへの入り口として機能することにあります。あらゆる人々が、より広く、つながりのあるエコシステムに参加しやすくなるよう設計されているのです。

ICPコミュニティの魅力は、その包摂性にあります。どこに住んでいようと、世界中のどのHUBが主催するイベントにも参加できます。

ここからは、ICPネットワークとその活発なコミュニティが、いかにして人々の協働、創造、そして成長を国境を越えて促進しているかを紹介していきます。

開発者、起業家、すでに活動しているプロジェクト、そして一般の個人に至るまで、ICP HUBを起点としてWeb3におけるクロスボーダーなコラボレーションにどのように関わり、恩恵を受けることができるのかを見ていきましょう。

開発者

ICPコミュニティは、あらゆるスキルレベルの開発者を歓迎しています。初心者でも、長年の経験を持つエンジニアでも、それぞれに適した居場所があります。このオープンな姿勢が、誰もが共に成長し、学び合う土壌となっています。

ICPコミュニティに参加する大きな魅力の一つは、ICP上で構築された様々なプロジェクトに身近に触れられることです。

実際にアプリやサービスがどのように機能しているかを観察でき、学びを深めることができます。これは、他のブロックチェーンで開発する場合にも役立つ知識となるでしょう。もっとも、その頃にはすでにICPに夢中かもしれませんが。

ICPは、EthereumやSolanaといった他のプラットフォームと概念的に似た部分もあります。これらの経験がある開発者にとっては、ICPへの移行もスムーズでしょう。

さらに重要なのは、ICPコミュニティには新参者を手厚く支援する文化があることです。初心者向けのガイドや教材が豊富に用意されており、困ったときはいつでも誰かが手を差し伸べてくれます。この強力なサポート体制のおかげで、ICPでの学習は非常にスムーズです。

ICPに参加することで、協働と知識の共有を重んじる仲間たちとつながり、開発者としても一人の人間としても成長できる機会を得られるのです。

グローバルな学習機会

ICPエコシステムでは、世界中の開発者に向けた学習の機会が豊富に用意されています。たとえば、ICP HUBベトナムは最近、「カニスター型スマートコントラクトとその仕組み」をテーマに、ICP Chain Fusion Web 3.0 Collisionハッカソンシリーズの第2回ワークショップを開催しました。

このようなイベントは世界各地で開催されており、どこにいてもICPの技術を深く学び、実践する機会を得られます。

特に注目すべきは、ICP界隈で頻繁に開催されるハッカソンです。インドネシア・バリで行われた「Chain Fusion Hacker House」は、世界各国から100人以上の参加者が36時間ノンストップでICP上のアプリを開発するイベントとなりました。

こうしたイベントは、開発スキルを試し、国境を越えた仲間と出会う絶好の機会です。

起業家

Web3の世界でゼロからスタートするのは簡単ではありませんが、ICPには起業家が成功するために必要なツールとつながりがそろっています。ICPネットワークはグローバルであるため、アイデアへの支援・フィードバック・資金調達の機会を、地理的な制約なしに得ることができます。

グローバルなリソースへのアクセス

世界各地のICP HUBは、起業家と必要なリソースをつなぐイベントを常に開催しています。たとえば、ICP HUBインドは最近、Web3経済におけるローンチパッドの役割をテーマに、ICTOとのAMAセッションを実施しました。

こうしたイベントを通じて、起業家は業界の知見を得たり、世界中のパートナーや投資家とつながったりすることができます。

コミュニティ主導のベンチャー支援

ICPエコシステムでは、コミュニティ主導のベンチャー支援も活発です。たとえばICVC(Internet Computer Venture Capital)は、コミュニティガバナンスによるVCファンドの立ち上げを発表しました。このような仕組みにより、場所を問わず誰でも資金調達や投資の機会を得られるようになります。

既存プロジェクト

すでに立ち上がっているプロジェクトにとっても、ICPはグローバルな拡張やコラボレーションの可能性を広げてくれる存在です。特に「Chain Fusion」コンセプトは異なるブロックチェーン間の統合を容易にし、これまでにない機能拡張を可能にします。

クロスチェーンでの連携

最近では、ICPのChain Fusionを活用するプロジェクトが増えています。好例として、ICP HUB韓国が主導するKlay Diceとの提携があります。Klay DiceはP2EやNFTメタバースなど、さまざまな仮想空間をつなぐプロジェクトで、今回の提携によりICPの技術がKlay Diceにも展開される予定です。これは、既存プロジェクトがICPを通じてより大きな可能性を実現できる一例です。

個人

開発者でも起業家でもなくても、ICPエコシステムにはあなたの居場所があります。コミュニティは多様な視点とスキルを歓迎しており、個人が参加し、成長するための方法が数多く用意されています。

個人としての成長と学び

ICP HUBは世界中で教育イベントを開催しており、仮想通貨の初心者であっても安心して学び始めることができます。多くのHUBが「はじめての暗号資産」など、入門者向けのセッションを定期的に行っています。

たとえば、ICP HUBブルガリアのFilipは、好奇心から参加し、今では活発なコントリビューターへと成長しました。彼のように、あなたもこの活気あるコミュニティの中で、自分の道を見つけることができるでしょう。

コミュニティでの活躍

ICPコミュニティに積極的に関わることで、思いがけないチャンスが巡ってくることもあります。たとえば、ICP HUBケニアの共同創設者Yvonne Kagonduは、ワシントンD.C.で開催されたBlack Blockchain Summitで登壇者として招かれました。このように、熱心なコミュニティメンバーが、グローバルな場でICPを代表することもあるのです。

国境を越えたWeb3の未来へ飛び込もう

ものをつくりたい人、学びたい人、成長したい人──ICPエコシステムはすべての人に開かれています。

バリでのハッカソンからマレーシアの教育イベント、ベンチャーキャピタルのミートアップから世界規模のカンファレンスまで──ICPコミュニティは、Web3空間において前例のないレベルのグローバル協働を実現しています。その活動規模と活発さは、まさに「最もアクティブな暗号コミュニティ」と呼ぶにふさわしいものです。

だからこそ、あなたがどこにいても、どんな背景を持っていても、ICPの中にはきっとあなたのチャンスがあります。さあ、このボーダーレスな旅に飛び込んでみませんか?

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